チョウザメの缶詰で日本一ねらう 馬頭高校水産科

 地域の魚介類を使ってオリジナルの缶詰を開発するアイデアコンテストで日本一を目指す県内で唯一の水産科がある高校の生徒たちが14日、試作品を持って味の監修を依頼してる日光市のカフェを訪れました。

 馬頭高校水産科の生徒たちが開発に取り組む缶詰、その名も「チョウザメのペペロンチーノ風パスタソース缶詰」です。

 生徒たちは食用には適さないなど課題のある魚介類を使ってオリジナルの缶詰を開発する大会「LOCAL FISH CANグランプリ」で日本一を目指して開発に汗を流しています。

 3年生3人のチーム「チョロンチーノ」は30年ほど前から馬頭高校で養殖の研究をしているチョウザメを課題の魚に選びました。キャビアとなるチョウザメの卵を採った後に捨てられる身を活用します。日光市の日本両棲類研究所の篠崎尚史所長のアドバイスを受け試行錯誤を重ねながら理想の味と香りのペペロンチーノソースに近づけていきます。麺とソースを馴染ませることが課題でしたが、これを克服し、塩味の効いたパスタソースが出来上がりました。

 今回の試食でこれまでにない手ごたえを感じた3人、決勝大会の10月8日までに微調整を加えて仕上げていく予定です。

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