あす16日(土)からの三連休も本州を中心に厳しい残暑が続きそうだ。35℃以上の猛暑日になる所もあり、平年を大きく上回る暑さとなる見込みだ。天気はなかなか安定せず、連休中も激しい雨や雷雨になる所がありそうだ。特に連休最終日は北海道で大雨になるおそれがある。
35℃予想も 連休中も厳しい残暑
9月になっても平年を上回る暑さが続いているが、あす16日(土)からの三連休も厳しい残暑が続きそうだ。あすの日中の気温はきょうより上がる所もあり、名古屋や京都、大津、岡山などでは35℃予想と猛暑日になる見込みだ。9月中旬とは思えない暑さとなるため、引き続き、熱中症には十分な注意が必要となる。
なお、名古屋においての猛暑日の最も遅い記録は9月12日(1990年と2010年)であるため、予想通り、あす猛暑日になれば、猛暑日の最晩記録を更新することになる。
16日(土)も不安定続く 激しい雷雨も
日本付近は大気の状態が不安定になっている。きょうは長崎県で線状降水帯が発生するなど、非常に激しい雨になっている所があるが、あす16日(土)も不安定な天気が続きそうだ。
停滞する秋雨前線や湿った空気の影響をうけるため、晴れる所でも天気が急変するおそれがある。特に午後は関東から九州北部にかけて発雷確率が高く、激しい雨や雷雨になる所がありそうだ。
連休中日の17日(日)は本州中心に日差し多い
あさって17日(日)は前線に近い九州北部と東北北部、北海道ではスッキリせず、雨が降りやすくなりそうだ。その他も局地的なにわか雨や雷雨はあるものの、比較的、晴れる時間が多くなる見込み。
連休最終日の敬老の日は北海道で大雨のおそれ
連休最終日の18日(月・敬老の日)は低気圧が近づく北海道で大雨になるおそれがある。
前線に近い九州北部でも局地的に激しい雨や雷雨になる所がありそうだ。特に長崎県ではすでにこれまでの雨で地盤が緩んでいる可能性がある。少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるため、危ない場所には近づかず、引き続き警戒が必要だ。
その他も変わりやすい空模様となるため、お出かけには折りたたみ傘を準備するなど、雨への備えはしておきたい。
(気象予報士・多胡安那)