香川・伊吹島の「イリコ漁」 売り上げが過去30年で最高に 他のエリアで漁獲量減少

香川県観音寺市の伊吹島では6月からイリコの原料「カタクチイワシ」の漁が行われています。2023年の売り上げが過去30年で最も高くなっていることがわかりました。

伊吹島の2023年のカタクチイワシ漁は6月12日に始まりました。

伊吹漁業協同組合によると、カタクチイワシを加工した「イリコ」の生産量は2022年が1681トンでしたが、2023年は9月11日時点で1697トンとなっています。

また、瀬戸内海以外での漁獲量が減っていることなどからイリコの単価が上がっています。そのため売り上げは19億5000万円を超えていて、ここ30年で最も高くなっています。

長崎県漁連によると長崎県の生産量は、2023年4月から8月までで2022年の3分の2に減っているということです。

(伊吹漁業協同組合/三好光一 参事)
「九州が全然あかんいうて品薄やけん、こっち(伊吹島)の品物を少々高くてでも、自分のところで売るのをストックしておかなあかんという話は聞いたんやけど。実際に数字見てないからどこまでどうかはわからんけどな」

伊吹島のカタクチイワシ漁は9月20日に終わります。

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