アーセナル、主将ウーデゴーアとの新契約締結が目前に! ホワイトとの延長交渉にも着手へ

アーセナルとノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアの契約延長交渉が最終局面を迎えたようだ。イギリスメディア『デイリーメール』が14日に報じている。

今夏の移籍マーケットにおいてイングランド代表MFデクラン・ライス、ドイツ代表MFカイ・ハフェルツ、オランダ代表DFユリエン・ティンバー、スペイン代表GKダビド・ラヤを獲得し、戦力の強化を図ったアーセナルは、昨季途中から現有戦力の引き止めに向けても積極的な動きを見せている。昨年10月にブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスとの契約を延長し、今年に入ってからは同FWガブリエウ・マルティネッリ、イングランド代表GKアーロン・ラムズデール、イングランド人FWリース・ネルソン、フランス代表DFウィリアン・サリバらと新契約を締結。今年5月には不動の存在であるイングランド代表MFブカヨ・サカとも2027年夏までの新契約を結んでいた。

そして、アーセナルはサカと並ぶ“2大エース”のウーデゴーアとも新契約締結に迫っているという。ウーデゴーアとアーセナルの現行契約は2025年夏に満了を迎える。今月の頭にはウーデゴーアとの長期契約に向けた動きが報じられたが、今回の報道よると交渉は順調に進展しているとのこと。クラブはインターナショナルマッチウィーク期間にノルウェー代表チームに合流していたウーデゴーアと密に連携を取り、選手自身がアーセナル残留を最優先事項としていることも相まって、交渉は大詰めの局面を迎えている模様だ。なお、新契約では現在の週給12万ポンド(約2200万円)と見られる給与からの大幅な昇給が見込まれているという。また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も新契約締結は時間の問題だと報じた。

現在24歳のウーデゴーアは2020-21シーズン途中の2021年1月にアーセナルにレンタル移籍加入。ミケル・アルテタ監督率いるチームにおいて即戦力として活躍すると、シーズン終了後に1度は保有元のレアル・マドリードに戻ったが2021年夏に完全移籍でアーセナルの一員となった。その後は名実共に欠かせない中心選手に君臨。元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットがベンチを温める機会が増えた2021-22シーズン終盤戦にはキャプテンマークを巻いてピッチに立った。昨季は正式にキャプテンに就任し、プレミアリーグ37試合の出場で15ゴール8アシストを記録。優勝争いを演じたアーセナルを支え、イングランドプロサッカー選手協会(PFA)が選ぶ同シーズンのベストイレブンに選出されていた。

なお、アーセナルはウーデゴーアに加えて、イングランド代表DFベン・ホワイトとの新契約締結も画策しているようだ。ホワイトとアーセナルの現行契約は2026年夏までのため、契約期間は約3年弱残っているが、昇給など条件の改善を盛り込んだ新契約を準備中だと伝えられている。こちらは現時点で具体的な交渉がスタートしたわけではないが、まもなく正式な交渉の席が設けられる見込みだ。

現在25歳のホワイトは2021年夏にブライトンからアーセナルへ完全移籍加入。初年度はセンターバックを主戦場としており、昨季は右サイドバックを中心にプレミアリーグ全38試合のピッチに立った。今季も第3節フルアム戦まではセンターバックで、第4節マンチェスター・ユナイテッド戦では右サイドバックで起用され、全試合にフル出場。これまでにアーセナルでの公式戦通算では88試合の出場で2ゴール5アシストを記録している。

果たして、“アルテタ・アーセナル”にとって不動の2人はクラブと長期契約を結ぶこととなるのだろうか。今後の動向に注目だ。

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