歌手、俳優として第一線を走り続けるウォレス・チョンの魅力を徹底解剖!

1995年の歌手デビュー以来、俳優としてもドラマ・映画で活躍、中華エンタメの第一線を走り続けるウォレス・チョン。「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」「孤高の花~General&I~」などのヒット作で日本でもファンを増やした彼の新たな代表作というべき時代劇ドラマ「恋心は玉の如き」をクローズアップして、多くの人々を虜にしてしまう彼の魅力に迫ります。

ウォレスが「恋心は玉の如き」で演じるのは明の時代に生きる侯爵・徐令宜(じょれいぎ)。冒頭では常に厳しい顔つきの強面キャラに見えますが、物語が進むにつれて彼の意外な素顔が浮かび上がってきます。観れば観るほどギャップ萌えしてしまう徐令宜の愛すべきポイントとは?

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ギャップ萌えPOINT1

凛々しい武官 ←→ 芸術を愛する文化人

徐令宜は馬に乗り矢を射る姿も凛々しい武官で、冒頭から逃亡中の海賊と戦うシーンが登場します。ダンスのスキルがあるウォレスは身のこなしが機敏で美しく、これまで多くの時代劇に出演してきたことから馬に乗るのも得意。だからこそ徐令宜が繰り広げるアクションはほれぼれするかっこよさです。

一方で、徐令宜は若い頃は琴の名手で、書画を好む若様だったという意外な過去が明かされます。彼は父と兄の死後、爵位を継いで徐家の大黒柱となった時、その責任を果たすために自分の楽しみを封印してしまったのです。一見、風流を解さない堅物と見せて心では芸術を愛する文化人。実は文武両道のヒーローなのがステキです。

ギャップ萌えPOINT2

厳格で冷静沈着 ←→ やんちゃで負けず嫌い

徐令宜は常に冷静沈着で、ヒロインの羅十一娘(らじゅういちじょう)が海賊の人質にされた時も怯まずに矢を射るなど、任務のためには非情にも思える選択をする剛毅果断な態度を見せます。家族に対してもそれは変わらず、自分の屋敷にいても決して気をゆるめることなく礼儀とルールを重んじます。

ところが、徐令宜は十一娘を正室として迎え入れると、彼女の前だけでは素の感情を見せるようになっていきます。自分よりずっと年下なのに口の立つ十一娘に言い負かされて腹を立てたり、二番手男子が出現すると焼きもちも焼いたり。思いがけずやんちゃで負けず嫌いな面を見せていくキュートな彼に心を掴まれてしまいます。

ギャップ萌えPOINT3

消極的な結婚生活 ←→ 積極的なアプローチ

徐令宜は「側室が増えて暗い顔をするのは この世で侯爵ぐらいですよ」と人から言われてしまうぐらい、しがらみばかりの結婚生活に疲れています。自分の意思とは裏腹に側室が増えていき、娶ったからには夫として最低限の義務は果たそうとするものの彼女たちに心を許すことができず、いつまでも他人行儀のままです。

でも、徐令宜は十一娘に恋していくと、彼女に対しては積極的にアプローチを始めます。一緒にいたいがためにわざと彼女がベッドから降りられないように邪魔をする、手が触れるとさりげなく握る、キスのチャンスをうかがう等々。恋をしたらこんなにも情熱的になるのかと驚かされる彼の一挙一動にキュンキュンさせられます。


TEXT: 小酒真由子(フリーライター)

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