副大臣・政務官26人教団と接点 全体54人の半数近く

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点があった副大臣・政務官

 第2次岸田再改造内閣で決まった副大臣・政務官のうち、副大臣12人、政務官14人の計26人に旧統一教会との接点があったことが15日、分かった。共同通信の取材や自民党の調査を基に集計した。全体54人の半数近くに上る。

 文部科学副大臣の青山周平衆院議員は、昨年の共同通信のアンケートにパーティー券の購入やイベントへの出席などがあったと認めていた。15日の取材に「担当は教育とスポーツで文化庁に権限はない。関係は断っており、今後もそういうことはありえない」と話した。

 副大臣でほかに接点があったのは、井林辰憲、岩田和親、工藤彰三、神田憲次、国場幸之助、高木宏寿、武村展英、堂故茂、馬場成志、宮崎政久、宮沢博行の各氏。

 国土交通政務官の小鑓隆史参院議員や総務政務官の船橋利実参院議員はアンケートで選挙活動への支援などがあったと明らかにしていた。法務政務官の中野英幸衆院議員は関連団体の会合に出席したと回答。15日の取材に「現在は接点はなく、法務行政に影響はない」とした。

© 一般社団法人共同通信社