トム・モレロ、オリヴィア・ロドリゴがレイジにハマっていると知り反応「思ってもみなかった」

オリヴィア・ロドリゴは、ポップ・スターダムへと上り詰める過程で自身が影響を受けてきたアーティストについて、例えば自身のアルバムに共作のクレジットをつけたり(テイラー・スウィフト、パラモア)、2ndアルバム『ガッツ』を引っ提げたツアーに参加させるなど(ザ・ブリーダーズ)、さまざまな形で率直に表明してきた。

そんな彼女が、米ローリング・ストーンの新しいカバー・ストーリーで、2ndアルバムのオープニング・トラック「all-american bitch」が、ライオット・ガール・バンドのベイブズ・イン・トイランドと扇動的なポリティカル・ロック・バンドのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンにインスパイアされたと明かしたが、後者のメンバーの一人はにわかには信じがたかったようだ。

レイジのギタリスト、トム・モレロは、現地時間2023年9月13日、オリヴィアの写真とRSの記事からの引用と共に、「思ってもみなかったよ@oliviarodrigo」とツイートした。この記事でオリヴィアは、「今年はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを聴きまくっています。今一番好きなバンドなんです」と語っている。

ロックにインスパイアされているとはいえ、オリヴィアの楽曲はレイジの激しいラップ・メタルに比べるとかなりポップ寄りではあるが、RSの記事で彼女は、『ガッツ』のセッション中に、ザック・デ・ラ・ロッチャがフロントマンを務めるバンドの社会的不平等に対する激しい怒りと復讐心をたぎらせた楽曲ばかりを聴いていたと説明している。

「スタジオへの行き帰りに何度も何度も聴きました」と彼女はバンドの曲について語り、11月3日に米ブルックリンのバークレイズ・センターで行われるレイジの【ロックの殿堂】入り式典に行きたいものの、“スケジュールが合わず”出席できないと嘆いた。「文字どおり泣き寝入りします」と彼女は残念がっている。

オリヴィアは9月13日に2024年の【ガッツ・ツアー】の日程を発表した。一部の公演でピンクパンサレス、チャペル・ローン、レミ・ウルフのサポートが決定している。

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