第74回岡山県美術展覧会(県、山陽新聞社、おかやま県民文化祭実行委主催)の岡山会場2期は17日限り。岡山市北区天神町の県立美術館、県天神山文化プラザには15日も美術ファンらが訪れ、表現に工夫を重ねた意欲作を堪能した。
全6部門で出品数が最多の書道部門は、1期から入賞・入選作を入れ替えた669点をプラザに展示。流麗な仮名や豪快に書かれた漢字が広げる墨色の美が注目を集めていた。
毎年出品しているという同県里庄町の自営業男性(49)は「多種多様な作品を一堂に見られるのが県展の魅力。文字の造形や筆線のかすれ具合など、勉強になります」と話していた。
美術館には工芸、写真部門の計243点が並ぶ。
岡山会場の後は津山会場(1期21~25日、2期28日~10月2日)に巡回する。