身近な脅威!スズメバチのリスク3選!事前にできる対策とは【虫画像なしで解説】

スズメバチは私たちの日常生活において身近な脅威。毎年暖かい季節の訪れとともにスズメバチによる被害のニュースを目にすることは多いですよね。しかし、具体的にどういった点が危険なのか?事前にできる対策はあるのか?を理解している方は少ないはず。

今回はスズメバチのリスクと事前に行える対策について解説します。

凶暴で攻撃的

スズメバチの危険性として、まず挙げられるのが攻撃性です。多くの方がご存じだと思いますが、スズメバチは非常に凶暴で攻撃的。強力な毒針も有しているため、かなり危険な存在です。スズメバチの巣に近づく存在には警戒心が高く、なにもしていなくとも攻撃対象となりやすいです。

特に危険なのがオオスズメバチ。他のスズメバチ種と比較しても大柄な体格・凶暴な性質を兼ね備えています。

スズメバチは飛行速度も速く、20~30km/hもの速度で対象を追いかけます。オオスズメバチに至っては40km/hもの速さで追撃してきます。

スズメバチは素早く動き存在に反応しやすいこともあり、走って逃げきるのは得策ではありません。

人間の生活圏にも巣をつくる

スズメバチの怖いところは、私たち人間の生活圏にも巣をつくるところ。巣があると知らず歩いていたら、警戒していたスズメバチに襲われるかもしれません。

スズメバチが好んで巣をつくる場所の条件は、雨風を防げて巣を守りやすいかどうかです。そのため、条件に見合えば民家の軒下や屋根裏部屋、ベランダなどにも巣をつくります。玄関口に巣をつくられてしまったというケースもあります。

スズメバチは種類によっても生息圏が異なります。危険性が高いオオスズメバチは都市部を避け、山や森など人の喧騒が少ないところに巣をつくりやすい傾向があります。

一方、キイロスズメバチやコガタスズメバチは都市部にも生息しています。オオスズメバチよりも身近な場所に巣をつくりやすいため、注意が必要です。

フェロモンで仲間を呼ぶ

スズメバチは針で攻撃する際、警報フェロモンを放出します。このフェロモンは巣の近くに待機している他のスズメバチに敵襲を知らせるものです。感知したスズメバチは警戒状態となり、フェロモンが放出されたところに集まり加勢に加わります。スズメバチの群れに襲われるのは、これが原因です。

スズメバチに襲われたら、慌てずゆっくりその場から離れることが大切です。

重要なのは事前に知識を身に付けておくこと

ここまでスズメバチの脅威を解説しましたが、具体的にどう対策すればいいのか?様々な方法がありますが、中でも重要なのがスズメバチに対する知識を身に付けること。特に遭遇時の対処方法は知っておくべきです。

スズメバチは外敵を発見しても、即座に攻撃せず威嚇・警戒といったフェーズを踏みます。端的に言えば、こちらがスズメバチを刺激しなければ難を逃れられる可能性は高いです。ポイントとしては以下となります。

  • 走って逃げようとせず、かがんでゆっくり後退する
  • 手で追い払うなど激しい動きをしない
  • 大声で叫ばない

万が一、刺されたときはスズメバチから離れ安全を確保したのち、水洗いと抗ヒスタミン軟膏で応急処置をしてから病院を受診しましょう。

スズメバチの巣を見かけた場合も、素人が下手に駆除しようとすると危険です。必ず専門業者などに相談しましょう。

今回の記事をキッカケにスズメバチの脅威に備えましょう。

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