厳しい残暑が続く中、栃木県宇都宮市元今泉5丁目の宇都宮駅東公園にあるイチョウ並木のギンナンが黄色く色づき始め、秋の装いを見せている。
約170メートルの間に約60本のイチョウがある並木は「うつのみや百景」の一つ。15日の市内は6日連続の真夏日となり、通りかかった人たちは日傘やタオルを手にして頭上の黄色い実に見入り、“小さな秋”を楽しんでいた。
散歩が日課という同市元今泉4丁目、無職高山良雄(たかやまよしお)さん(82)は「ここ数日で一気に色づきが進んだ。暑いながら今日は風も秋モード。実が落ち、黄葉していく景色の変化が楽しみ」と汗を拭いながら話した。