フジテレビ系では、10月9日に錦鯉・長谷川雅紀が主演するドラマ「知らないのは主役だけ」（午後10：30＝関西テレビ制作。一部地域を除く）を放送することが決まった。
「知らないのは主役だけ」は、“何も知らない主役”の日常を約2カ月間隠しカメラで撮影して紡ぐ、リアルとフィクションが混在した新感覚ドラマ。ミルクボーイ・駒場孝が主役を務めた第1弾が、2020年9月に関西ローカルでオンエアされ、第58回ギャラクシー賞奨励賞を受賞した。
第2弾は、“何も知らない主役”である長谷川の日常を隠し撮りし、そこに、相方・渡辺隆をはじめとする脇役だけで描くシーンを織り交ぜることで、演技を超えた究極のリアリティーショーが完成する。脚本は「サンクチュアリ-聖域-」Netflix）などで話題の金沢知樹氏が手掛け、演出は酒井椋平氏が担う。また、田中俊介、とみやまあゆみ、金暁明、町田悠宇、畦田ひとみ、田野倉雄太、横井仁、永尾柚乃、ハリウッドザコシショウ、小峠英二、SAKURAI、松尾諭らも出演する。
さらに、今回の第2弾放送を記念して、第1弾がTVerで9月25日～10月16日に再配信されることも決定した。
芸歴27年目にして「M-1グランプリ2021」で優勝し、“天然芸人”として大ブレーク中の錦鯉・長谷川が、相方・渡辺のスキャンダルに巻き込まれ、コンビの存続を懸けた一世一代の決断を迫られるというストーリーで、知らないうちに主役に抜てきされていた長谷川は、2カ月間の撮影を終えて「ホッとしています」と心から安堵している様子。
また、「振り返ってみたら、アレおかしいな？ おかしかったなと思いますね。でも、その時は何も思わなかったですね」と、ドッキリに気付いていない天然ぶり。それに対し、渡辺は「僕はすべてを知っていたので、普段しゃべる時も『これ言っていいやつかな？』と懸念していて、今、すべてが終わってすがすがしい思いです。どんな天候を見ても晴れに見える（笑）」と笑みを浮かべた。
番組の見どころについて、長谷川は「前代未聞の番組。ドラマだし、ドラマと言いながらも、ドッキリだし、ドキュメントというか、演技ではない素の僕が見られると思います。あと、人間が本当に驚いた時は、声が出ないです」と率直な心境を伝えた。渡辺は「最初にこの話をもらった時は『雅紀さん本当に大丈夫かな？』と思ったんですけど、意外や意外、なかなかの主役ぶりでした。素晴らしかったです」と長谷川の演技を称えつつも、自身が熱演した恋愛シーンを一番見てほしいとアピールした。
