宮城県の海水浴場 気仙沼・小田の浜は増加 東松島・野蒜は減少

宮城県気仙沼市の小田の浜海水浴場は、今シーズンの来場者数が震災後最も多くなりました。一方、東松島市では客足が伸びず、早くも翌年の開設を見送る方針となった場所も出ています。

気仙沼市によりますと、小田の浜海水浴場の今シーズンの来場者数は3万3723人で、震災以降最も多くなりました。市は増加の要因について、開設期間を例年よりも2週間長くしたことに加え、国際環境認証のブルーフラッグを取得し水質の安全性をPRしたことなどが理由と分析しています。

対照的に東松島市の野蒜海水浴場の今シーズンの来場者数は4333人で、前年よりは増加したものの震災前の2010年に比べて10分の1程度にとどまりました。

記録的な暑さによる外出控えのほか、レジャーの多様化で若者が海水浴から離れていることなどが原因とみられています。

東松島市では、海水浴場を開設せずビーチスポーツでの活用を計画しているということです。

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