責任持ってペットの飼育を 愛護週間前に岡山駅で街頭啓発

駅利用者にチラシなどを手渡す学生ボランティアら

 動物愛護週間(20~26日)を前に、岡山県動物愛護財団と県は15日、JR岡山駅東口広場で街頭啓発活動を繰り広げ、責任あるペットの飼育を呼びかけた。

 同財団や県職員、学生ボランティアら約120人が参加。「不妊処置を考えましょう」「動物の遺棄・虐待は犯罪です」などと訴えながら、犬や猫を飼う際の注意点が書かれたチラシやティッシュ約2千セットを駅利用者らに配った。

 財団にボランティア犬として登録しているラブラドールレトリバーなど4匹もPR役を務めた。犬を飼った経験があるという会社員(43)=倉敷市=は「ペットは家族の一員。責任を持って最期まで飼うのが飼い主の務めですね」と話した。

 県生活衛生課によると、2022年度に県内で殺処分された犬と猫は、保護収容後に死亡した例も含めて計105匹に上る。

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