インフルエンザ 例年より4か月早い流行期に 8月下旬から3週連続“目安超え”の感染急拡大

静岡県内では、例年とは違い、この時期にインフルエンザの流行が急拡大しています。静岡市は9月15日、例年より4か月ほど早く流行期に入ったと発表しました。

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静岡市は15日、9月10日までの1週間の1医療機関あたりの感染者数は2.84人で流行の目安となる「1人」を上回ったことから流行期に入ったと発表しました。例年よりも4か月ほど早い流行期入りです。市は、今後、感染者がさらに増加するとみて、注意を呼び掛けています。

静岡県によりますと、インフルエンザの流行期は、例年12月頃からとされていますが、県内では8月21日の週から3週連続で流行の目安を上回っているということです。

一方、県は15日、新型コロナの先週の県内の感染者について、推計で1日あたり3,000人に上ると発表しました。

県によりますと、9月10日までの1週間の定点医療機関あたりの感染者は23.83人です。先週よりも減少しましたが、1週間のすべての感染者数は約2万1,000人と推計されています。

県は、2022年の夏の「第7波」と比べ、2023年の「第9波」はピークが低く終わるとみています。

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