黒のカリスマがまさか 蝶野正洋、赤いちゃんちゃんこ2回着させられた!17日に還暦

プロレスラーの蝶野正洋(59)が15日、都内で著書「『肩書がなくなった自分』をどう生きるか」(春陽堂書店)の発売記念イベントに登場。17日に60歳を迎える黒のカリスマは「赤いちゃんちゃんこを2回くらい着てます」と、すでに還暦祝いの赤いちゃんちゃんこに袖を通したことを明らかにした。

マット界で還暦、赤いちゃんちゃんこと言えば、故ジャイアント馬場さんが98年の1・23後楽園ホール大会で着たことが記憶に新しい。「おふくろが米寿のお祝いをやった時に一緒に着させられてね。長州さんと武藤さんのテレビ番組でも着させられました。3回目は着ないです」と、サングラスを光らせた。

大台を前に「ここに60っていう仕切り線があって、あと2日間でまたがないといけないのかな。今、それはそれで楽しみにしてます。オレ自身は変わらない。またいだらどうなるのか。長州さんみたいに『またぐなよ』って言うかもしれないけど」と、長州力の名言を引き合いに出した。

18年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした阪神にも触れた。テレビのニュース番組で大阪・道頓堀の騒乱を目にしたマルティナ夫人から「これは何をやっているの」と問われ、説明に困ったという。「逆にあれくらい街全体が沸き返るという。地元意識が強いとお祭り騒ぎになりますから。もっとガンガンやってほしいよね。警察も一緒に飛び込むくらいに」と、ナニワの街を黒く扇動する。

著書は、主に50代の会社員男性に向けたという。リストラや役職定年などで肩書がなくなったとき、どう生きていったらいいのか―という問題をアドバイスする。プロレスラーや経営者、AED(自動体外式除細動器)大使、月亭方正をビンタする人…などと、さまざまな肩書を持つ蝶野。記者団から「いまの肩書は何ですか?」と問われ「オレの肩書き?蝶野だよね」と不敵な笑みを浮かべた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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