「お別れ回」に朝ドラ受けも複雑「いよいよクライマックスが」

土佐の造り酒屋で跡取り息子として育てられた主人公が、成長し植物学の道を究める連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。9月15日放送の第120回では、綾、竹雄、藤丸の3人が東京を去ることが明らかになった(以下、ネタバレあり)。

写真左から、新たな門出に手を重ね合う綾(佐久間由衣)、竹雄(志尊淳)、寿恵子(浜辺美波)、万太郎(神木隆之介)(C)NHK

土佐時代の恩人・早川逸馬(宮野真守)から資産家の永守(中川大志)を紹介された万太郎(神木隆之介)。永守は、図鑑の出版や標本の保存のため投資をしたいと万太郎に申し出る。

一方、綾(佐久間由衣)・竹雄(志尊淳)夫妻と藤丸(前原瑞樹)は酒蔵を買い取るため、沼津へと移ることに。万太郎は新天地へと旅立つ3人との別れを惜しみつつ、植物学の今後のため、ある決意を固めるのだった。

綾、竹雄、藤丸の3人が東京を去ることが明らかになった今回の放送。藤丸が親友・波多野(前原滉)から餞別としてうさぎのお手製巾着を受け取り、また竹雄が万太郎との思い出を振りかえり、「そんな若じゃき、わしは愛したがじゃ」と告げるシーンが描かれた。

直後に放送された朝の情報番組『あさイチ』では、MCの博多大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが「いよいよクライマックスが近づいてきましたね」「こんなに一気にお別れがあるとは・・・」と、寂しそうな様子を見せていた。

また、SNSでも「今日はたくさんの別れがあって、まだ消化しきれない・・・」「竹雄と万太郎のコンビも、波多野くんと藤丸くんのコンビももう見れないのかあ」「今日のらんまんは号泣回やな・・・」とそれぞれの別れを惜しむ声が続出している。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。9月18日放送の第121回では、万太郎が大学を辞め、1人の植物学者として生きることを決意する。土曜日はその週の振りかえり。

文/つちだ四郎

© 株式会社京阪神エルマガジン社