選手への暴言で男性理事が辞任 日本体操協会

 日本体操協会は15日、東京都内で理事会を開き、トランポリン指導者の男性理事(35)が3月の大会で選手に対して人格を否定するような暴言を吐いたとして、6カ月のコーチ資格停止処分を科すことを決めた。本人から提出された理事辞任の届け出も受理した。

 暴言を聞いた複数の関係者から7月に協会の相談窓口へ通報があり、本人に事実関係を確認していた。日本体操協会は6月に新体制となったばかりで、この理事も新任だった。藤田直志会長は「責任は強く感じている。今後、再発防止に取り組み、少しでも減らす努力を続けていきたい」と話した。

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