『VIVANT』最終回までに押さえておきたい未回収伏線5

3月下旬、『VIVANT』撮影現場で厳しい表情を見せていた堺

登場人物の正体や伏線が回収されていくなか、まだまだ謎の多い日曜劇場『VIVANT』(TBS系・日曜21時~)。ネット上では“別班”ならぬ“考察班”が続出するほどの盛り上がりを見せている。そこで、ドラマファンたちの考察を厳選してまとめてみました!

■なぜ乃木は別班の櫻井司令でなく野崎に連絡した?→【考察1】櫻井司令は別班の“裏切り者”だから

第7話で別班の4人が乃木に撃たれた後、その棺の日本への移送はなぜか公安の野崎(阿部寛)たちが担当していた。このことから、乃木は櫻井(キムラ緑子)のことを信用しておらず野崎たちを頼ったと考えられる。いっぽう、櫻井に関しては乃木の母か母の姉妹ではないかという大胆な考察をする視聴者も。

■ノコルに犯罪歴がついてはいけない理由は?→【考察2】ノコルを新国家の君主に据えようとしているから

第7話でベキが部下に対して「何があってもノコル(二宮和也)に犯罪歴をつけさせるな」というシーンが。テロ組織のリーダーがナンバー2の犯罪歴を気にするのは不自然。これにはノコルの正体がバルカの王族だからではないかという説もあるが、購入した土地で新国家を作り、その君主にノコルを据えようとしているのではという考察も。

■ジャミーンが「奇跡の少女」なのはなぜ?→【考察3】バルカで敵対する4つの民族の血筋を継ぐから

別班の櫻井司令から「奇跡の少女」と呼ばれており、第1話の冒頭でもベキとノコルがジャミーンの身を案じていたことから、別班にとってもテントにとっても重要な役割があると考えられる。バルカでは4つの民族が衝突したことで内乱が起きたとされているが、ジャミーンはその4つの民族の血筋を継いでいて“平和の象徴”となっているのかもしれない。

■ジャミーンが野崎に懐かないのはなぜ?→【考察4】野崎を“テントの敵”だと認識し警戒しているから

「人の善悪を直感的に見抜ける」とされているジャミーン。薫(二階堂ふみ)や乃木、ドラムには懐いているが、なぜか野崎に対してはいまだに笑顔を見せていない。孤児のジャミーンにとって「テントは善でテントの敵は悪」だとしたら、野崎のことだけテントの敵だと思っているのだろうか。

■薫とドラムの正体は?→【考察5】2人ともテントの一員

考察4で、ジャミーンが薫やドラムには心を許していることからも、2人ともテントの一員ではないかと推察できる。薫に関しては序盤から赤飯を食べたときの反応がおかしかったことなどから「日本出身ではないのでは?」と怪しまれていた。国際刑事警察機構のインターポールではないかという説も。ドラムは3日に放送されたメイキング映像でベキとノコルと一緒に映っており、そこから一気にテント説が過熱。

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