常磐線サイクルトレイン 上野-土浦間 10月1日から 茨城DCに合わせ JR水戸

10月1日~12月17日の土日祝の期間限定で実施する「常磐線サイクルトレイン」のイメージ=JR東日本水戸支社提供

JR東日本水戸支社は15日、列車内に自転車を持ち込める「サイクルトレイン」について、水郡線に加え、常磐線でも初めて実施すると発表した。10月1日~12月17日の土日祝の期間限定。サイクリストの利便性向上を図るとともに、東京方面からのサイクリング需要を取り込みたい考え。

「常磐線サイクルトレイン」は、今秋開催予定の大型観光企画「茨城デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせて行う。常磐線上野-土浦駅間が対象。自転車持ち込みの場合は両駅以外の駅での乗り降りはできない。列車は対象日の午前7時台に下り2本、午後5時台に上り2本を運転する。11月4~5日は除く。運賃以外は無料。

利用には事前に専用サイトで予約する。各日、対象となる列車の11~15号車に限り利用できる。1車両2台まで、1列車最大10台を見込む。両駅では、あらかじめ印刷した利用証を自転車のフレームや目立つ箇所に掲示。改札では予約完了メールを駅係員に見せて入退場する。

同支社は茨城DC開催のタイミングで、さまざまな人にサイクルトレインの体験を促す。常磐線で実施した際の課題や利点を分析した上で、継続を検討していくとした。また、10月1日からは水郡線でも無人駅をはじめ利用できる駅を広げる。

小川一路支社長は「利用駅を広げてほしいという要望が多かった。茨城の魅力を知ってもらうことにつながれば」と期待を込めた。

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