8月に静岡県で開かれた「第18回若年者ものづくり競技大会」の電気工事の職種で、県立産業技術学院電気システム科2年の山口磨央さん（19）が銀賞に輝いた。11日に県庁を訪れ、井手宣拓県産業労働部長に入賞を報告した。
金属管や合成樹脂管などの工事に取り組み、見栄えの良さや正確性を競った。山口さんは制限時間をオーバーしたものの、修正に時間をかけて減点を抑え、「日々の練習の成果を発揮できた」と大会を振り返った。「将来は電気工事関係で活躍したい」とも話し、井手部長は「素晴らしい技術者となってものづくりの分野で活躍することを期待しています」と激励した。
大会は、全国の20歳以下の職業能力開発施設訓練生や工業高校生らが技術を競った。15職種に338人が参加し、県内からは3職種に3人が出場した。若年者が進んで技能者を目指す環境を整備し、ものづくり人材の確保や育成につなげることを目的に、厚生労働省と中央職業能力開発協会が主催している。（辻恵美）
