まだまだ暑いけれど…日高で秋の顔ひょっこり 特産の「高麗川マロン」収穫始まる 甘く育った大粒のクリ

収穫が始まった「高麗川マロン」=14日午前、埼玉県日高市南平沢

 埼玉県日高市で特産のクリ「高麗川マロン」の収穫が始まった。今年は夏の暑さのため、作業が1週間程度遅れているが、甘い粒に育ったという。

 同市南平沢にある吉川繁さん(68)の広さ約3千平方メートルのクリ畑では、つやを蓄えた茶色のクリが、割れたいがの間から粒をのぞかせている。

 高麗川マロンは市内のクリ生産者でつくる「高麗川マロン研究会」が栽培、販売しているクリで、1997年に商標登録された。1粒30グラム以上のクリもあるという。

 高麗川マロンは16日から、JAいるま野日高支店の駐車場で販売される。同研究会の安藤俊吾会長(69)は「大きくて甘いクリを味わってほしい」と話している。

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