「配達員が素手で寿司を」衝撃動画の拡散に出前館が事実認め謝罪…広報から届いた“激ヤバ実態”判明までの経緯

(写真:アフロ)

フードデリバリーサービスが拡大する中、「出前館」の配達員による“衝撃的な行動”が物議を醸している。

騒動の発端は9月14日に、出前館を利用したとあるユーザーがXで怒りをあらわにしたこと。このユーザーは、大手寿司チェーン「スシロー」の商品を注文。だが到着した配達員は、商品を届ける前に崩れた寿司を素手で整えていたというのだ。添えられた動画では配達員と思しき人物が映っており、デリバリーバイクのボックス内で寿司に触れている様子が確認できる。

また続く投稿では、注文画面のスクリーンショットも公開。寿司12種・24貫(2人前)が入ったセットを3点注文したようで、合計金額は7,430円と表示されていた。

このユーザーは最初の投稿で“作り直した寿司を再配達してもらった”と明かしていたが、《2度と頼まん》と不快感をあらわにしていた。さらに動画は瞬く間に拡散。複数の暴露系インフルエンサーのアカウントも取り上げたことから、配達員や出前館に批判の声が相次ぐ事態に。

《不衛生極まりない》
《これは怖すぎますね。食べれるわけない》
《やばいなこの配達員、、 もう配達も頼めなくなるよね、、》
《寿司テロいや 寿司ペロ事件以来 いろいろ怖いご時世ですね》

本誌は15日、この出来事が事実かどうか出前館に問い合わせた。すると同日夕方に、広報担当者から文書にて回答があった(以下、カッコ内は広報担当者)。

まず配達員による不衛生な行動をXで訴えたユーザーの投稿について、「弊社としも把握しており事実でございます」と認めた。なお、発生日は9月12日とのこと。

今回の“激ヤバ実態”判明に対してどのように対応したかを問うと、次のような経緯説明があった。

「お客様には謝罪を申しあげ、当該配達員対しては弊社の基準に従い厳重な処置をしております。14日の夕刻に出前館本部が該当の動画情報を伺い、カスタマーセンターに確認を行い内容の把握したため、その後にお客様への謝罪とご返金の連絡をさせていただいたという状況でございます」

最後に今後の対策について尋ねると、「他の配達員様に対しても、同様の案件をおこさぬよう指導の徹底に努めてまいります。この度はお客様並び利用者の方々にご不快な思いおかけし申し訳ございません」とのことだった。

こうした不衛生な行為は食の安心・安全を脅かすだけでなく、企業の信用も揺らぎかねない。

© 株式会社光文社