【セントライト記念/穴ライズ】「レーベンスティールが人気なら…」 単勝オッズ“30倍台”想定

■シルトホルン

前走・ラジオNIKKEI賞は、2番手から抜け出しを図ったものの、直線半ばでエルトンバローズに交わされ、そのまま押し切られて2着に敗退。あと少しのところで重賞タイトルを逃した形となったが、これまで重賞では8着、9着と凡走続きだっただけに、初の連対で大きな進展を見せた一戦だった。

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昨年7月のデビュー戦からここまで10戦しているが、そのすべてが1600mか1800m戦。今回は初の2000m超のレースで、前走から2ハロンの距離延長となる。これに対応できるかが好走の鍵を握るが、折り合いに不安のないタイプなだけに問題なくこなしてくれるはず。ここで好結果を残して、今後の展望を広げたい。

前走のダメージはなく、この中間もいたって順調。レースでは、前走のように好スタートを決めて、前々でうまく流れに乗りたいところだ。開幕2週目の馬場状態を味方にすれば、前走以上の結果になっても驚けない。展開利とハンデ差が大きいとはいえ、前走で先着したレーベンスティールの下馬評を考えれば、この評価は低すぎる。今が絶好の狙い目と見た。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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