「アルテタの最も重要な一人という議論に賛成」代表で躍動した冨安健洋をアーセナルOBが賞賛!「かなり優れたCBだ」

左右のSBとしての安定感を見てきたアーセナルのサポーターや関係者にとって、強豪ドイツを封じた日本代表でのCBとしてのパフォーマンスは、冨安健洋への評価をさらに高めるものだった。

最終ラインのあらゆるポジションを高い水準でこなせるユーティリティ性は、冨安の大きな武器のひとつだ。その万能性から、ミケル・アルテタ監督にとって欠かせない存在との声も寄せられた。

アーセナル専門サイト『Just Arsenal News』によると、OBのエイドリアン・クラークは、ポッドキャスト『Handbrake Off』で「トミヤスはスタメンではないが、アルテタ監督にとって今最も重要な選手の一人という議論がある」と話している。

「私はその感覚に賛成だ。彼は日本と我々に、かなり優れたCBであり、右CBで卓越したウィリアム・サリバのカバーになれると示した」

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この発言を伝えたJust Arsenalは、「トミは我々の最も重要な選手のひとりであり、今彼がスカッドにいるのは素晴らしいことだ」との見解を示している。

「ユーティリティ性のある選手はチームを大きく助け、自分にできることを示すための出場機会を多く得られるだろう」

各ポジションにおける冨安のクオリティーの高さには、かつてボローニャで薫陶を受けた故シニシャ・ミハイロビッチも太鼓判を押していた。

加入1年目の前半戦で大きな評価を得ながら、その後はフィジカルの問題に悩まされてきた冨安。改めてその能力が評価されている今季は、シーズンを通じて戦い抜き、再びレギュラーの座を手にすることができるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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