
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、9月16日に行なわれるウォルバーハンプトン戦を前に会見に出席。サウジアラビア移籍の噂で揺れたモハメド・サラーについて語った。英公共放送『BBC』が伝えている。
リバプールの絶対エースは、メガマネーが手に入る中東行きに前向きとも報じられたが、具体的な動きはないままサウジアラビアの移籍市場が閉幕。イングランド残留になったとはいえ、それは今夏の話で、今冬の再アタックが有力視されている。
クロップ監督はこの件を問われると、「冗談だろ?移籍市場を閉じた1週間後に、1月の移籍市場について聞くのか?」と不機嫌に。こう苦言を呈した。
「こんな質問は12月まで待てないかね。どうなるかはこれからだ。それまでは、今のところ心配はしていない。あなたがまた傷口を広げるまで、そんなことは考えもしなかった。心配はしていない」
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また、長らくリバプールでキャプテンを務めた後、クラブのレジェンドOBスティーブン・ジェラードが率いる、アル・イテファクへ移籍したジョーダン・ヘンダーソンにも言及。大功労者の退団の裏側を明かした。
「私たちは話し合いをした。ヘンドには残ってほしいと伝えたが、レギュラーとしてプレーできない可能性も話さなければならなかった。もしもについて話す必要があったんだ。ヘンドは素晴らしい選手だ。永遠に愛すだろうし、スーパーな男だが、プレーしていない時の彼は素晴らしくない。
彼が先発すると思っていたのに、私がそうでないと言って衝突したくなかったから、話し合っておきたかったんだ。ヘンドの耳と心には、『彼は僕がここにいることを望んでいない』と聞こえたんだ。彼はもし『ヘンド、ここに残れ。お前が中盤の主軸になるんだ』などと伝えられていたら、残っていただろうと言っていたよ。それが真実だ」
エースが残留した一方で、キャプテンは別の道へ進んだが、指揮官は「わだかまりなど少しもない」と言い、あくまでベストな選択だったと強調した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部