【17日(日)の天気】九州北部で再び大雨のおそれ 広く真夏日でまだまだ危険な残暑続く

 3連休2日目となる17日(日)は、先日大雨となった九州北部で朝から雨が降りやすく、再び大雨となるおそれがある。発達した雨雲がかかり続ける可能性があり、土砂災害、河川の増水や氾濫などに十分注意したい。そのほかの所でも、午後は天気の急変に注意が必要。
 また、最高気温は広い範囲で真夏日となり、京都では2日連続で35℃以上の猛暑日になる予想。引き続き熱中症対策を万全にして過ごした方がいいだろう。

九州北部 長崎県を中心に再び大雨のおそれ

 16日(土)夜から3連休2日目となる17日(日)にかけて、九州北部は雨が降ったりやんだりとなりそう。特に先日大雨となった長崎県は、17日(日)夕方までの24時間に降る雨の量は多い所で120ミリが予想されている。発達した雨雲が同じような所にかかり続けるおそれもあり、土砂災害や河川の増水・氾濫などに十分な注意が必要だ。

 そのほか午前中は広く晴れる見込みだが、午後になると天気は急変するおそれがある。局地的には傘をさしていても濡れてしまうような激しい雨の降り方となりそう。雷を伴う所もある見通し。16日(土)は青空の広がった北海道も、17日(日)夕方ごろから雨が降ったりやんだりとなりそうだ。朝に雨が降っていなくても、雨具を持っておいた方がいいだろう。

9月中旬でもまだ危険な残暑 熱中症対策を

 不安定な天気と同時に、厳しい残暑も続きそう。西日本や東日本を中心に、最低気温は25℃以上の熱帯夜で寝苦しい所が多い見通し。最高気温はまだまだ30℃以上の真夏日となる所がほとんどで、東京都心と名古屋は34℃の予想。京都は35℃と2日連続で猛暑日になり、統計開始以来、最も遅い猛暑日を更新しそうだ。
 9月も中旬だが危険な残暑が続くため、引き続き昼夜問わず熱中症対策が必要。周囲と声を掛け合いながら、こまめに水分や休憩をとって過ごすよう心掛けたい。

連休最終日 北海道でも警報級大雨か

 3連休最終日となる18日(月・祝)は、朝から九州北部や北海道で雨が続く見通し。九州北部ではさらに雨の量が増え、北海道でも警報級の大雨となるおそれがある。崩れやすい所、川の近くや土地の低くなっている所には近づかない方がよさそうだ。また、そのほかの所も引き続き午後は急な雨や雷雨となるおそれがある。

 18日(月・祝)も気温はこの時季としては高く、東北から沖縄の広い範囲で真夏日が続出する予想。前橋では35℃と猛暑日が見込まれている。
 連休後半にかけても、天気の急変と熱中症に気を付けて過ごした方がいいだろう。

(気象予報士・鈴木悠)

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