風に揺れる3万株 キバナコスモス見ごろ 鯉艸郷(青森・十和田市)

キバナコスモスが見ごろを迎えた「手づくり村 鯉艸郷」=15日、十和田市深持

 青森県十和田市の観光農園「手づくり村 鯉艸郷(りそうきょう)」(中野渡裕生代表)で、キバナコスモスが見ごろを迎えている。黄色やオレンジ、赤の約3万株の花が風に揺れ、涼しさを増した園内にぬくもりをたたえている。

 秋に楽しめる花を探し、昨年から植え始めた。6月に花の終わる広さ約4千平方メートルのルピナス園を活用。種から苗を育てて7月中旬に移植し、8月末に咲き始めた。今年は昨年より1種類多い4種類を植えた。

 「10月まで楽しめるので、たくさんの人に見てもらいたい」と中野渡代表(69)。四季折々の花に彩られる同農園は近年、若い人や家族連れの姿が目立つといい、キバナコスモスを背景に結婚写真を撮影するカップルもいるという。

 15日に八戸市から訪れた熊谷拓也さん(31)、夏海さん(25)夫婦は、長女をベビーカーに乗せて園内を散策。「ピンク以外のコスモスを見るのは初めて。一面に広がっていてすごくきれい」と話していた。

 開園は午前9時~午後5時、10月末まで休まず営業。入園料は高校生以上400円、小中学生200円。問い合わせは同農園(電話0176-27-2516)へ。

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