猫の老後に備えたい『介護用品』4選!何歳ごろから必要になる?

猫の老後に備えたい「介護用品」

完全室内飼いが一般化したことで、猫の寿命も年々伸びています。その結果、猫が長生きすることで老後の介護の必要性も増えています。

そこで今回は、猫の老後に備えたい「介護用品」について解説します。うちの猫の老後なんてまだ先…という方も、いずれ必要となる知識として確認しておきましょう。

1.ペットシーツ

トイレ周り、食事のとき、ベッドなど猫が清潔に過ごすためにペットシーツがあると便利です。

高齢の猫は慢性腎不全になることが多く、水をたくさん飲み、おしっこの量や回数が増えます。そのためトイレに間に合わなくなりトイレ以外の場所でおしっこをしてしまうことがあるのです。トイレの周りにペットシーツを敷いておくと汚れを防ぐことができます。

猫が寝たきりになったときには、ベッドにペットシーツを敷いておくと排泄や嘔吐などで汚れてもすぐに交換でき清潔に保つことができます。

2.縁が低いトイレ、スロープ

高齢の猫は足腰が弱ったり、関節炎の痛みがあったりするためトイレの段差を超えにくくなります。するとトイレに間に合わなくなり、トイレ以外の場所で排泄をしてしまうことがあります。

高齢の猫でもトイレに入りやすいように、縁が低くてまたぎやすいトイレ、スロープ、踏み台を用意しましょう。踏み台ならダンボールやタオルなどを使って、今使用しているトイレの高さや猫の足腰の状態に合わせて飼い主さんが手作りすることもできます。

ただ、使いやすいトイレやスロープを用意しても、猫がトイレに入ってから体勢を変えるのが辛かったり面倒だと感じたりすると、トイレからお尻をはみ出した状態で排泄をしてしまうので、ペットシーツがあると安心です。

3.食べやすい食器、食器台

頭を低くして食べる姿勢が関節に負担となり、高齢の猫の食欲が落ちてしまうことがあります。

脚付きの食器や食器台を使って高さを出してあげると、関節にかかる負担が軽くなり食べやすくなります。

食器の高さは5~8cmを目安に、胃より頭が下がらない位置になるように、猫の様子を見ながら調節してあげましょう。

4.やわらかすぎないベッド

高齢の猫になると寝る時間が長くなり、お気に入りの場所からあまり動きません。猫が気に入っている場所にベッドを置いてあげましょう。

猫が高齢の場合、体に優しい軟らかいベッドの方がいい、と思ってしまいがちですが、実はそうではありません。

足腰が弱っていると、やわらかすぎるベッドでは立ち上がるときに踏ん張ることができず、関節に負担をかけてしまうことがあるので注意しましょう。

猫の「介護用品」は何歳ごろから必要?

では、猫の「介護用品」は、具体的に何歳ごろから必要になるのでしょうか。

猫の老化が見られるのは7~11歳ごろです。7歳を過ぎるころから寝ていることが多くなる、遊ばない、トイレを失敗するなど老化の症状がみられるようになります。しかしもちろん個体差はあります

そして13歳ごろになると、徐々に飼い主さんのサポートが必要になってきます。寝たきりになるとシリンジを使って食事をしたり、おむつが必要になったりします。

もちろん個体差がありますので、飼い主さんのサポ-トが必要になるのが13歳よりも早い場合もありますし、猫によって介護の程度も異なります。

まとめ

猫も高齢になると介護が必要になります。

私が以前犬を飼っていたときには、短期間でしたが介護が必要になりました。そのときは介護用品の知識がなく、介護が大変だなと感じることもありました。

今はお店のペットコーナーやネットショップに、便利な「介護用品」がたくさん売られています。

どのような介護用品があるのかをチェックしておくと、猫に介護が必要になったときに役に立つのではないでしょうか。

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