公明代表、衆院選準備加速 「首相と呼吸合わせる」

鹿児島市で講演する公明党の山口代表=16日午後

 公明党の山口那津男代表は16日、鹿児島市で講演し、衆院解散・総選挙に向けた準備を加速させる考えを示した。10月に衆院議員の任期を折り返すと「政治が動いていく」と指摘。その上で「岸田文雄首相から『もういいかい』と言われたときに『まだ』と答えているようでは、首相も解散しづらい。呼吸を合わせて力を発揮したい」と強調した。

 その後記者団に、国民民主党副代表だった矢田稚子元参院議員の首相補佐官起用をきっかけに自民、公明、国民民主3党の連立論が再燃するとの見方に否定的な考えを示した。「私たち公明議員は聞いたことがない」と語った。

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