常磐沖の魚介類、食べて応援 茨城・笠間でフェア 18日まで

茨城県と福島県の漁業関係者を応援しようと企画された「常磐ものフェア」=笠間市赤坂

茨城県笠間市赤坂の商業施設「笠間ショッピングセンター(SC)ポレポレシティ」内の鮮魚店「魚のサントー」で16日、福島、茨城両県の漁業関係者を応援しようと、常磐沖で取れた魚介類をそろえた「食べて応援!!常磐ものフェア」が始まった。18日まで開かれる。

東京電力福島第1原発の処理水海洋放出で、風評被害に遭っている両県の漁業者らを支援するため、同市の山口伸樹市長が、同SCを運営する笠間エス・シー協同組合の大月政明理事長に働きかけ、企画された。

福島県産のアジやヒラメ、茨城県産メヒカリなど、漁港から直送で仕入れた14種類の魚介類が並んだ。

福島県産のヤリイカを購入した市内の女性(50)は、原発の処理水について「きちんと処理して海に流しているので大丈夫と信じている。周りの国が騒ぎ過ぎ」と話した。同店の松田芳幸専務(60)は「午前中は若い人、男性も結構多かった。漁業者を応援する気持ちで関心を寄せてもらえているようだ」と話した。

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