クロップ監督、サウジ移籍が噂されるサラーに言及「全く心配していない」

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、同クラブに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーについて語った。15日付けでイギリスメディア『BBC』が報じている。

欧州リーグに所属の選手たちがサウジアラビアへ新天地を求めた今夏、2017年からリヴァプールで活躍を続けるサラーに対してもアル・イテハドが獲得へ関心を示していた。実際に1億5000万ポンド(約274億円)もの巨額オファーが届いたが、クラブはそれを拒否したことも報じられている。

そんなリヴァプールへ残留したサラーに対しては、夏の移籍市場が閉幕した現在も今後の移籍の噂が絶えない。しかし、クロップ監督は記者からサラーの去就に問われた際に「冗談だろ?移籍市場が閉じてから1週間後に、1月の移籍市場について尋ねるのかい?」と笑うと、「明らかに、12月まで待たなければこれらの質問をすることはできない。何が起こるか見てみよう。それまでは、この瞬間については心配していない」とコメント。そして記者に対して「あなたがその傷を再び開けるまで、私はそれについて考えてさえいなかった。全く心配していないね」
と語った。

また、クロップ監督は今夏リヴァプールからアル・イテファク(サウジアラビア)へと移籍したMFジョーダン・ヘンダーソンについても言及。どうやらMFアレクシス・マック・アリスターとMFドミニク・ソボスライを獲得したことで、中盤のポジションが争われることが関係していたようだ。

「ヘンド(ヘンダーソン)には残ってほしいと伝えたが、彼が定期的にプレーできない可能性についても話さなければならなかった。ヘンドがパフォーマンスを発揮していれば、おそらく50試合を担っていただろう。ただ、我々が持っていた関係では、全てを話すことが重要だと思ったんだ。ヘンドは素晴らしい選手で、私は彼を永遠に愛しているが、プレーしていないときは快く思わないだろう。彼はキャプテンであり、私が話すべきだと思ったのは、彼が先発出場できると思っているのに、それをできないと言われたときに、関係性が揺らぐことがないようにしたかったからなんだ」

「彼が言ったことは、もし私が彼に『君はミッドフィールドの主役になる』と言ったなら、彼は残っていただろう。それが真実であり、私はそれを言うことができなかった」

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