ATOMOS、ブラウザベースの編集ツール「Atomos Edit」にPremiere Proとの連携機能発表[IBC2023]

ATOMOSは、ブラウザベースの「Atomos Edit」にAdobe Premiere Proと連携が可能になる拡張機能を開発した。エディターは、アップロードされたコンテンツを確認し、Atomos Editで編集を行い、コンテンツをそのままPremiere Proプロジェクトにドラッグして連携が可能になる。

ATOMOSのCEOであるトレバー・エルボーン氏は次のようにコメントしている。

この驚くほどシンプルで効率的なエンドツーエンドのワークフローは、私たちが以前から構想していたものです。ようやくこれをお客様の手に届けることができ、とても興奮しています。

クラウドに接続されたAtomosデバイスでコンテンツをキャプチャーすると、映像はほぼリアルタイムでクラウドにアップロードされます。ブラウザベースのAtomos Edit NLEで共同編集してシーケンスを作成した後、すぐにPremiere Proで直接クリエイティブな編集を始めることができます。このようにAtomosとAdobeのエコシステムを接続することで、何百万人もの既存および新規のAdobe Creative Cloudユーザーのルールを変えるでしょう。

このクラウドベースのワークフローは、あらゆる制作を効率化できるという。ユーザーは、複数のAtomos接続製品から同時にキャプチャーし、コンテンツをAtomos Editに流し込んでシーケンスとラフエディットを作成する。その後、Adobe Premiereのエディターがこれらのシーケンスを取り込み、Adobe Creative Cloudアプリケーション内のすべての機能を使用してコンテンツを仕上げることができるようになるという。

ATOMOSのCEOであるトレバー・エルボーン氏はさらにこう続ける。

新しいPremiere Pro用Atomos Editエクステンションパネルにより、エディターはラフカットワークフローをPremiere Proに直接シームレスに統合できる利便性を享受できます。このパネルは、トランジションエフェクトを使った素早い編集を必要とするユーザーと、Premiere Proで利用可能な洗練されたクリエイティブな編集機能とのギャップを埋めるものです。

Atomos Editは、チームや外部クライアントがどのデバイスでも画像、音声、動画の閲覧が可能な機能を備えている。アクティビティレポートでは、閲覧、ダウンロード、コメントなどを確認できる。プッシュ通知により、レビューや承認を見逃すことはないという。

Atomos Editの主な機能は以下の通り。

  • 複数のオーディオトラックとビデオトラックを備えたタイムライン
  • タイムラインをロックできるマルチユーザー編集機能
  • 共同レビュー、コメント、タグ付け、承認ワークフロー
  • アップロードの中断にも強い高速アップロード
  • エフェクトとトランジション
  • 充実のシーケンス・バージョニング
  • 映像コンテンツを直接インポート可能

Premiere Proエクステンションのベータ版とワークフローのデモは、IBC 2023のAtomosブース(11.D25)で展示されるという。

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