サインツが再び最速。アルファタウリの角田10番手【タイム結果】2023年F1第16戦シンガポールGPフリー走行3回目

 2023年F1第16戦シンガポールGPのフリー走行3回目が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は10番手だった。

 気温31度、路面温度39度、湿度70%というコンディションで、現地時間17時半にセッションがスタート。まずはミディアムタイヤのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分34秒402でトップに立つが、セルジオ・ペレスはリヤに調整が必要な様子だった。フェルスタッペンはその後1分33秒660までタイムを上げて再びトップに立つが、シフトアップに不満を述べている。

 ラッセルはソフトタイヤで走行を始め1分33秒440をマークしフェルスタッペンを上回ってトップに立つが、初日を首位で終えたサインツがミディアムでそれを上回る1分33秒195を記録した。開始から15分を過ぎてコースに出たアルファタウリ勢は、まずはリアム・ローソンがミディアムで1分35秒145。角田は同じくミディアムで1分36秒017だったが、その後1分34秒443を記録し12番手に上がっている。

 ソフトで走行を続けるラッセルが1分32秒883で再度首位に浮上し、ラッセル、サインツ、フェルスタッペンというトップ3でセッションの折り返しを迎える。メルセデスはルイス・ハミルトンもソフトで、1分33秒105で2番手に飛び込んだ。角田は8周走ったミディアムで1分33秒783、7番手だ。

 セッション後半に入ると、新品ソフトを投入したラッセルが1分32秒364とさらにトップタイムを更新し、続いてランド・ノリス(マクラーレン)がラッセルのタイムを0.061秒上回りトップに立つ。各車タイムを上げているが、フェルスタッペンは首位ノリスから0.3秒遅れの4番手だ。好調のサインツが1分32秒065でトップに立ち、そのままトップでFP3は終了。最後にラッセルが2番手に上がり、サインツ、ラッセル、ノリスというトップ3だった。

 フェルスタッペンは4番手で、終盤にはリヤが流れる様子が国際映像でもとらえられており、チェックしてほしいと無線で促していた。5番以降はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ハミルトン、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ペレス、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)と続き、角田が1分32秒945で10番手につけた。

2023年F1第16戦シンガポールGP カルロス・サインツ(フェラーリ)
2023年F1第16戦シンガポールGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2023年F1第16戦シンガポールGP ランド・ノリス(マクラーレン)

■2023年F1第16戦シンガポールGPフリー走行3回目 リザルト

Pos. No. Driver Team Time Laps

1 55 C.サインツ フェラーリ 1’32.065 23

2 63 G.ラッセル メルセデス 1’32.134 20

3 4 L.ノリス マクラーレン 1’32.303 17

4 1 M.フェルスタッペン レッドブル・レーシング 1’32.378 21

5 16 C.ルクレール フェラーリ 1’32.381 25

6 44 L.ハミルトン メルセデス 1’32.535 18

7 81 O.ピアストリ マクラーレン 1’32.730 18

8 11 S.ペレス レッドブル・レーシング 1’32.784 20

9 27 N.ヒュルケンベルグ ハース 1’32.896 18

10 22 角田裕毅 アルファタウリ 1’32.945 18

11 20 K.マグヌッセン ハース 1’32.970 16

12 31 E.オコン アルピーヌ 1’32.979 19

13 14 F.アロンソ アストンマーティン 1’33.051 18

14 18 L.ストロール アストンマーティン 1’33.126 23

15 10 P.ガスリー アルピーヌ 1’33.351 19

16 40 L.ローソン アルファタウリ 1’33.357 19

17 23 A.アルボン ウイリアムズ 1’33.370 15

18 77 V.ボッタス アルファロメオ 1’33.540 26

19 24 周冠宇 アルファロメオ 1’33.637 24

20 2 L.サージェント ウイリアムズ 1’33.708 16

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