「芯に当てる」「力まない」 竹田麗央が271.3ydでドラコン初出場V

竹田麗央が初出場のドラコンで優勝賞金50万円をゲット(撮影/村上航)

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2日目(16日)◇新南愛知カントリークラブ美浜コース◇6534yd(パー72)◇晴れ(観衆7932人)

日本女子プロゴルフ協会公認で、年に1度の「朝日インテック ドライビング女王コンテスト」が第2ラウンド終了後、1番パー4で行われた。プロ2年目の竹田麗央が初出場で「271.3yd」を記録。優勝をさらい、賞金50万円を獲得した。

「ギリギリでしたけど、いい転がりをしてくれました」。出場13人中、9番目に登場し、強烈な西日の逆光、無風のコンディションで高弾道のフェードボールを放ち、7番目で岩井千怜が記録した268.6yを抜き去った。

岩井千怜は“もっと行って~!”で2位(撮影/村上航)

「昨年の(優勝者)穴井詩さんが300ydを越えていたし、最後にララさんに絶対越されると思っていた」。その穴井は真打ちで登場し、280yd級のビッグドライブを見せたが、試技の2球とも計測エリア外のバンカーに捕まり、記録なしに終わったことも幸いした。

ルーキー荒川怜郁が3位(撮影/村上航)

竹田の母は女子プロの平瀬哲子で、叔母が元賞金女王の平瀬真由美。2人とも決して“飛ばし屋”ではなく、母親の距離は「小学校6年で越えた」という。飛ばしのコツは「芯に当てること」「力を入れないこと」。上半身の力を抜いて、下半身で振るイメージ。ヘッドスピード45m/秒の“パワーゴルファー”がポテンシャルの高さを見せつけた。(愛知県美浜町/加藤裕一)

振りちぎった(左から)岩井千怜、竹田麗央、荒川怜郁(撮影/村上航)

<ドラコン成績と出場者の使用クラブ、シャフト、ボール>
1/竹田麗央 271.3yd(スリクソン ZX7 LS ロフト角9.5度/グラファイトデザイン ツアーAD UB-5 X 45.25インチ/スリクソン Z-STAR XV)
2/岩井千怜 268.6yd(ヨネックス EZONE GT 9度/ヨネックス REXIS KAIZA L S 45.5インチ/スリクソン Z-STAR XV)
3/荒川怜郁 265.0yd(PING G430 LST 9度/フジクラ ベンタスブルー 6X 45インチ/スリクソン Z-STAR XV)
4/@馬場咲希 263.5yd(ブリヂストン B1 LS LIMITED/フジクラ ベンタス 6S 45.75インチ/ブリヂストン ツアーB X)
5/櫻井心那 262.8yd(スリクソン ZX5 LS/三菱ケミカル ディアマナGT 6S 45.25インチ/スリクソン Z-STAR ダイヤ)
6/葭葉ルミ 260.5yd(ホンマ ベレス プロト typeS/ホンマ VIZAD FZ 5S 46インチ/ブリヂストン ツアーB XS)
7/工藤遥加 259.5yd(PING G430 MAX/フジクラ ベンタス 6S 45.5インチ/タイトリスト Pro V1x)
8/@橋本美月 253.2yd(ブリヂストン B1 LIMITED/フジクラ スピーダーNX 5S 44.5インチ/ブリヂストン ツアーB X)
(以下、記録なし)
穴井詩 キャロウェイ エピック フラッシュ/フジクラ スピーダーNX Green 5S 45.75インチ/タイトリスト Pro V1x
泉田琴奈 テーラーメイド ステルス2/グラファイトデザイン ツアーAD IZ 6S 45.5インチ/テーラーメイド Pix TP5
岩井明愛 ヨネックス EZONE GT/ヨネックス REXIS KAIZA M S 45.5インチ/スリクソン Z-STAR XV
@飯島早織 テーラーメイド ステルス2プラス/ディアマナ Dリミテッド 5S 45.5インチ/テーラーメイド TP5
山本景子 キャロウェイ パラダイム/フジクラ スピーダーNX Green 5S 45.75インチ/タイトリスト Pro V1x

上体の力を抜き、下半身で振る(撮影/村上航)

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