500円で秋の黒部巡って 「くろワン」で電車、バス乗り放題

出発式で運転士に花束を贈る園児=電鉄黒部駅

 黒部市内の富山地鉄が500円(小人250円)で1日乗り放題となる企画「黒部ワンコイン・フリー(くろワン)きっぷ『楽駅停車の旅』2023秋」(富山新聞社後援)が16日、始まった。10月29日までの土日祝日、電鉄石田-宇奈月温泉駅間の列車と新幹線市街地線、生地循環線バスが乗り放題となる。

 公共交通の利用を促そうと、黒部まちづくり協議会ワンコインプロジェクトと富山地鉄が春と秋に実施、17周年34回目を迎えた。電鉄黒部駅で出発式が行われ、菅野寛二プロジェクトリーダーが「将来は通年で実施したい」と展望し、竹澤準富山地鉄鉄軌道部長、武隈義一市長があいさつした。

 黒部愛児保育園児が「くろワン体操」や歌を披露、園児代表が特別ヘッドマークを付けた電車の運転士に花束を贈った。各駅のスタンプ、加盟店スタンプを集めて応募すると賞品が当たるスタンプラリーや宇奈月温泉ブロンズ像巡りクイズなど、多彩な企画が用意されている。

 「いい風呂の日」で、温泉街で開湯100周年記念関連イベントが行われる11月26日も実施する。

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