草刈正雄「ファミリーヒストリー」が再放送。アメリカ人の父について驚きの事実が明らかに

生まれてから母子家庭で育った俳優・草刈正雄のアメリカ人の父について取材し、NHK総合でオンエアされた「ファミリーヒストリー『草刈正雄〜初めて知る米兵の父 97歳伯母が語る真実とは〜』」が大きな話題を呼んだ。これを受けて、同局では、9月19日(午後11:50)に再放送されることとなった。

「ファミリーヒストリー」では、著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材。アイデンティティーや家族の絆を見つめる、驚きあり、感動ありのドキュメント番組だ。生まれた時から母子家庭で育った草刈。父は日本に滞在していたアメリカ兵で、母からはずっと「朝鮮戦争で戦死した」と聞かされ、写真さえ見たことがなかった。多くを語らないまま母が亡くなって13年。草刈は番組への出演を通じて、父を知ろうと決心した。

名前のスペルが分からず、父方を探す取材は難航を極めるが、ある追加情報が決め手となり、父の親族にたどり着く。草刈は、NHKのスタジオでアメリカのロケ映像を見て、初めて父の顔写真と対面。名前は「ロバート・H・トーラー」。父方の伯母やいとこの存在とともに、父が朝鮮戦争から生還し、10年前まで生きていたという驚きの事実を知る。

今回の取材により、ロバートは福岡の空軍基地に駐留していたことが判明。草刈の母・スエ子さんと偶然出会い、恋に落ちたと思われる。しかし、ある時から2人は別々の人生を歩むことに。「なぜ父と母はどのように出会い、どんな関係を紡いだのか」、そして「なぜ自分と母のもとを去ったのか」。97歳になる父の姉が、初めて70年前の秘密を告白する。

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