日本大学工学部と郡山市、BRJが連携協定 市内の電動キックボード運用について安全性や有効性を検証へ

日本大学工学部とマイクロモビリティサービス「BIRD」を日本で展開するBRJ株式会社と福島県郡山市は、電動キックボード導入に関する社会実験実施において、市内道路運用上の安全性や有効性について調査検証することを目的に共同研究についての連携協定を締結した。

郡山市では、市街地の活性化を検討する「こおりやま公民協奏エリアプラットフォーム」による社会実験の一環として、電動キックボードのシェアリングサービスを実施している。その実証試験の効果を高めるため、三者間で実証データを共有し、安全性や有効性について共同研究を行うことになった。

協定により三者は、①市内道路運用上の安全性や有効性の実証分析に関すること、②機体制御、安全性検証、運用手法等の実証分析に関すること、③その他協定の目的遂行上必要な事項に関すること、以上3点で連携する。郡山市での「電動キックボードのシェアリングサービス」の実証実験は、2023年9月1日から11月30日まで。

郡山市における「電動キックボードのシェアリングサービス」は、15台をFSGカレッジリーグ、奥羽大学、郡山駅、郡山市役所、日本大学工学部(他数か所調整中)の5か所のポートに配備。午前6時から午後10時まで利用でき、料金は利用開始から60分まで100円、以降1分ごとに5円(税込)。スマートフォンアプリ「BIRD」をダウンロードし、会員登録、身分証の登録、交通ルールテストに合格後、近くの駐車ポートに置いてある電動キックボードのQRコードをスキャンすれば、好きな時に好きな場所へ手軽に移動できる。

参考:【日本大学工学部】国内初!産官学連携による電動キックボード導入の社会実験の共同研究にかかる連携協定を締結しました。

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