杉山知靖が復帰4戦目で優勝争い「大会参加に感謝」

復帰後初の予選通過(撮影/今井暖)

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 3日目(18日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7063yd(パー72)◇晴れ(観衆1570人)

初日から順延が続いた中、第2ラウンドの6番グリーンからプレーを再開した杉山知靖が「69」「66」とスコアを伸ばし、首位と4打差の通算12アンダー4位につけた。

首位と4打差を追いかける(撮影/今井暖)

7月に道交法違反(速度超過)で逮捕され、「日本プロ」と「横浜ミナト チャンピオンシップ」の2試合を自ら欠場。日本ゴルフツアー機構(JGTO)から厳重注意処分を受け、8月「KBCオーガスタ」から復帰して4戦目で優勝争いのチャンスにつけた。「まだ意識するには早い。この大会に参加させていただいていることに感謝して、一打一打に集中したい」と話した。

この日は合計31ホールをプレー。再開直後に7mのバーディパットを沈め、「あれから流れが良くなった」と3ストローク伸ばして通算6アンダー。続く第3ラウンドも5番(パー5)でイーグルを奪い、後半は10番から4連続バーディをマークして順位を上げた。

感謝の気持ちを忘れず(撮影/今井暖)

今季は5月「ゴルフパートナーPRO-AM」の29位がベストフィニッシュ。昨年10月「日本オープン」(9位)以来のトップ10とともに、首位の香妻陣一朗も4打差と射程圏内にいる。「みなさんに感謝の気持ちを持って、根性で頑張りたいです」と繰り返した。(北海道北広島市/谷口愛純)

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