「津山城ナイトイルミネーション」 テーマは桜の神様 幻想的な演出で城を桜色に彩る/岡山・津山市

「TSUYAMAGIC 津山城ナイトイルミネーション」が15日、岡山県津山市の津山城(鶴山公園)で始まり、幻想的なプロジェクションマッピングとライトアップで城内が〝桜色〟に彩られ、観光客らを魅了している。24日まで。

津山観光キャンペーン推進会議が主催し、地域創生事業などを行うANA Akindoが企画・運営。演出はSOLU MEDIAGE(新潟県)が「津山城にいる桜の神様が、魔法で満開の桜を咲かせる」をテーマに手掛けている。

冠木門付近では石垣に映写された「桜神様」がお出迎え。表中門跡の石垣や石段には桜の花びらとしぶきをあげた水流が入り乱れ、涼しさを醸し出している。備中櫓の白い壁面には愛らしいウサギが軽快なリズムで餅つきをしたり、走り去ったりする様子が投影され、音と光を織り交ぜた演出で「秋の観桜会」を表現。本丸では大光量のサーチライトが夜空を照らし、来場者はスマホで撮影するなどしながら散策を楽しんでいる。

夫婦で市内から訪れた建設業の原田憲一さん(62)は「桜をイメージしたプロジェクションマッピングが素敵。櫓に映り込むウサギもかわいいいですね」と話していた。

午後6時半~9時半(最終入場9時)。高校生以上800円、小中学生200円、未就学児無料。別途入場料はかからない。

桜の花びらと水流が投影された石垣

© 津山朝日新聞社