ミュージカル『スリル・ミー』栗山民也 演出_ 尾上松也, 廣瀬友祐, 木村達成, 前田公輝, 松岡広大, 山崎大輝 出演

1920年代に全米を震撼させた2人の天才による驚愕の事件を基にした作品。2011年に栗山民也の演出で日本初演して以来、8度目の上演を迎えた今回、9月7日に尾上松也(私)と廣瀬友祐(彼)ペア、9日に木村達成(私)と前田公輝(彼)ペア、12日に松岡広大(私)と山崎大輝(彼)ペアが初日を迎え公演中だ。

スピード感も、舞台上から放たれるエネルギーも全く違う3組それぞれの『スリル・ミー』の100分を、ぜひ劇場で体感して欲しい。

東京公演は9月7日~10月3日に東京芸術劇場シアターウエスト。その後、10月7日~9日にサンケイホールブリーゼ、10月11日・12日にキャナルシティ劇場、10月14日・15日にウインクあいち、10月21日・22日に高崎芸術劇場にて上演。

初日コメント

尾上松也(私役)
9年ぶりの『スリル・ミー』は想像以上にハードで魅力的な作品だということを改めて実感しながらお稽古をしていました。
初日を迎えるまでは緊張しないと思っていましたが、とても緊張しました。
ですが、お客様と一体となる空間でこの『スリル・ミー』の世界観を演じさせていただけることがとても嬉しく、これから千穐楽まで廣瀬君と朴さんと共に僕たちの『スリル・ミー』を日々進化させて、成長させていきながら、最後までやり遂げたいと思います。

廣瀬友祐(彼役)
あっという間にこの日を迎えた感覚です。
どんな作品でも初日は特別なものですが、一味違う緊張感を纏っていました。
劇場でお会いできる日を心よりお待ちしております。

木村達成(私役)
いよいよこの日を迎えました。
こんなに楽しく、こんなに苦しく
逃げ出したくなる100分。

皆さんはどんなスリルが欲しいですか?
ぜひお楽しみに。

前田公輝(彼役)
無事に初日を迎えられたことが嬉しいです。
1ヶ月間達成くんと色々な時間を過ごさせていただき、それが役に乗って、皆さまを『スリル・ミー』の世界観に誘えるような積み重ねが出来ました。
今、自分の中に”彼”が出来ていますが、二人芝居のその時の環境で変わってくると思うので、変化を感じながら自分自身も乗り切っていけるように、そして一度に限らず、二度三度来てくれる方にも、劇中だけではない日々の変化も含めたスリルを感じていただき、皆さまと舞台を作っていけたらと思います。

松岡広大(私役)
栗山さんが目指そうとしている、日本におけるミュージカルの土壌を作るためのビジョンを稽古で受け取り、それを体現すべくやってきました。
この作品は決して神ではないし、すごく装飾が施されているわけではないので、剝き出しの状態で俳優2名とピアニストがやるというのは難しく、過酷だと思いますが、本番中も頭をフル回転してまだまだ考えていくと思います。
今回、再演する意味が分かり、改めて「リクリエーション」だと感じて、それがしっかりと出来ているのではないかなと思います。
美しさやサスペンスだけを見せていたり、二人の愛の話でまとめたりというわけではなく、批評性を持った作品にしたいので、それを大切にミュージカルや演劇というものを突き詰め、お客様それぞれの楽しみ方で自由な感性と想像力を使っていただけるように頑張ります。
3ペアの中で一番若いですが、見守ってください。
お待ちしています!

山崎大輝(彼役)
ここまで稽古をして、ようやく2023年の僕らの『スリル・ミー』の1つの形が見えたように感じます。
初日にそれを届けられたことをとても嬉しく思っています。
相方の広大くんと「見るに堪えない」ものを創ろうと話していたように、リアリティはありつつ、でもフィクションなので皆さんに色々な形で受け止めていただけるものが出来たと思うので楽しみにしていてください。

概要
日程会場:
東京:2023年9月7日(木)~10月3日(火) 東京芸術劇場 シアターウエスト
大阪:2023年10月7日(土)~10月9日(月・祝) サンケイホールブリーゼ
福岡:2023年10月11日(水)・12日(木) キャナルシティ劇場
名古屋:2023年10月14日(土)・15日(日) ウインクあいち 大ホール
群馬:2023年10月21日(土)・22日(日) 高崎芸術劇場 スタジオシアター
キャスト:
尾上松也(私役)×廣瀬友祐(彼役)
木村達成(私役)×前田公輝(彼役)
松岡広大(私役)×山崎大輝(彼役)
ピアニスト:朴勝哲/落合崇史/篠塚祐伴
スタッフ
原作・音楽・脚本:Stephen Dolginoff
翻訳・訳詞:松田直行
演出:栗山民也
音楽監督:落合崇史
美術:伊藤雅子
照明:勝柴次朗
音響:山本浩一
衣裳:前田文子
ヘアメイク:鎌田直樹
歌唱指導:伊藤和美
振付:田井中智子
演出助手:坪井彰宏、野田麻衣
舞台監督:松井啓悟、田中伸幸

公式HP=https://horipro-stage.jp/stage/thrillme2023/

撮影:田中亜紀

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