プロボクシングのスーパーミドル級8回戦が17日、堺市産業振興センターであり、元世界ボクシング機構(WBO)アジア・パシフィック・ミドル級王者の野中悠樹(ミツキ、尼崎市出身)が、タードサック・シーナム(タイ)を3-0の判定で破り、45歳9カ月で日本男子史上最年長勝利を挙げた。
日本ボクシングコミッション(JBC)登録選手で現役最年長の野中は、リーチを生かしたジャブで主導権を握ると、要所で強烈な左フックも放つなどして快勝した。
2連敗中だった野中は「どうしても白星が欲しかったので(チャンスでも)冒険はせず勝ちに徹した。ほっとした」と安どの表情を見せた。
野中の通算成績は51戦36勝(10KO)12敗3分け。