蝉川泰果が3試合ぶりトップ10 次週連覇へパットも復調

3試合ぶりのトップ10。次戦は連覇を目指す(撮影/今井暖)

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 最終日(17日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇曇り(観衆3128人)

7打差13位から出た最終日も、優勝を狙う気持ちは持っていた。蝉川泰果が1イーグル5バーディ、1ボギー「66」をマークして通算15アンダー6位。「爆発して最終日にまくりたいと思っていたけど、届かなかったですね」と悔しい一日を振り返った。

「本当にもったいない」と悔やまれるのは第3ラウンド。予選2日間で連日の「68」をマークして5位につけたが、3日目に「71」と失速。最終日は「得意なアウトコースでもっと伸ばしたかった」と前半を2アンダーに留めたが、後半はボギー無しで4バーディをマーク。

高橋キャディ(左)とは横浜ミナト以来かな(撮影/今井暖)

15番で5mのバーディパットをねじ込み首位と4打差7位に浮上。17番(パー5)もミドルパットを決めきりスコアを伸ばしてガッツポーズ、この時点で首位と2打差に迫った。

18番はパーオンを外し、3オン1パットのパーでフィニッシュ。「あれで(今日)7アンダーにしたかった」と最終ホールに苦い思いを残したが、8月「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~」2位から3試合ぶりのトップ10入りを果たした。

パッティングも復調(撮影/今井暖)

横浜ミナト翌週の「Sansan KBCオーガスタ」ではプロ初の予選落ち。同大会から苦戦したパッティングは徐々に調子を取り戻し、「また自信をつけられた」と話す。

次週は昨年アマチュア優勝をあげた「パナソニックオープン」(兵庫・小野東洋GC)が待っている。「連覇したい気持ちが本当に強い。同世代にはすごい選手がたくさんいるので、自分もまた、はやく優勝したい」とプロ2勝目、ツアー4勝目に向けて意欲を燃やした。(北海道北広島市/谷口愛純)

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