NEDO、第4回無人航空機の認証に対応した証明手法の事例検討 インストラクション(無人航空機の型式認証プロセス概要)開催

趣旨

国立大学法人東京大学は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト(通称:ReAMo プロジェクト)」において、「ドローンの性能評価手法の開発/次世代空モビリティの安全認証および社会実装に求められる性能評価手法に関する研究開発」に係る委託事業(以下、本事業)を実施している。

本事業では、無人航空機の許可・承認や運用に必要な、安全性に関する証明/認証手法を研究開発し、航空業界の標準化のコミュニティと協調し、国内外で標準化活動を実施する。実施事項の一項目として、第一種/第二種の機体認証/型式認証の適合性証明手法として活用可能な証明手法(試験手法を含む)の検討を行うという。

このような検討を機動的・効率的に進めるにあたり、業界の知見を広く収集すると共に、議論の促進を図るため、「無人航空機の認証に対応した証明手法の事例検討WG」(以下、WG)及び、WG内に「サブWG」を設置し、無人航空機の設計検査における適合性証明手法の検討及びそれらをまとめた解説文書の作成作業を実施する。

WGでは、証明手法に関する具体的な論点について議論を行い、検討の方向性をサブWGに示すと共に、各サブWGでの検討結果に対しより広い視野でのレビューや議論を行うことで、成果物となる適合証明手法の解説文書(当面は航空局発行ガイドラインの解説書)に対するWGとしての合意形成を図ることを目的とする。

また、別途設置している「無人航空機の認証に対応した証明手法の事例検討委員会」は、本事業や無人航空機の認証制度の発展に向け、WGへの助言を行うという。

前述の活動と共に、業界関係者に対し航空局発行の文書やWG・サブWGでの議論等をもとに、無人航空機の機体認証/型式認証への理解を深める情報を提供することを目的とした「インストラクション」を、今年度中に複数回開催することを予定している。

第4回インストラクションは10月5日に開催する。今回は「無人航空機の型式認証プロセス概要」をテーマに、サーキュラーNo.8-002における機体の型式認証プロセスの基礎についてのインストラクションを実施する。

開催日時

▶︎次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト

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