プロ野球OBと一緒にリニアに乗車!野球と時速500キロの世界を両方楽しむ夢のイベント【レポート】

プロ野球OBと一緒に時速500キロを体感!(提供:JR東海)

プロ野球OBと一緒に野球を楽しんで、超電導リニアで500km/hの世界を体験……そんな「野球」&「鉄道」好きの子供たちにとって夢のようなイベントが16日、JR東海とNPBのタイアップで開催されました。

参加したのは小学1・2年生の子供たちとその保護者38組76名。元千葉ロッテマリーンズの里崎智也さんらプロ野球OB4名とともに、集合場所のJR東京駅から貸切新幹線で移動し、午前中は静岡県三島市の「JR東海 総合研修センター」で野球を楽しみました。

バッティングや親子でのキャッチボールに精を出す子供たち
野球初心者でも簡単に楽しめるBTボールで試合が行われました
サインをもらう子供たち。色紙ではなく、新幹線車内の装飾に使用された特製のモタレカバーに描いてもらいます
JR東海グループとミズノが共同開発した「東海道新幹線再生アルミバット」も実際に使用されました

午後からはバスで山梨県都留市の「JR東海 山梨実験センター」へ。

リニアの前で記念撮影(提供:JR東海)

参加者は「超電導リニア」にプロ野球OBらと乗車し、時速500キロの世界を体感しました。リニアは前2両が「L0系改良型試験車」、後ろ3両が「L0系」の5両編成。子供たちが乗ったのは「L0系改良型試験車」の方でした。

L0系改良型試験車に乗車した子どもたちからは、「(「何キロ出た?」という質問に対し)500キロ!501キロ!」「坂道も登ってた感じがしなかったしカーブも曲がってた感じがしなかった」といった率直な感想が(提供:JR東海)
実物大のリニア写真の前で記念撮影。野球選手OBらからは「(リニアが開業すれば)観客も選手も試合が終わってその日の内に帰れるようになるかもしれないし、移動ゲームがなくなるかも」「時速500キロ出ても快適。新幹線ぐらいの速さの方がむしろ身体には負担がかかる」といった選手目線のコメントも

イベントはJR東海が「お子様に夢を与えたい」という思いからNPBに打診したもの。今年の8月に募集をかけたところ、約8倍の応募があったということです。

記事:一橋正浩

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