「山野草の里づくりの会」 NPO法人設立20周年で記念シンポジウム

桜井市内で里山の環境保全に取り組むNPO法人が20周年を迎え、記念のシンポジウムを開きました。

大和高原の一角、桜井市三谷を拠点に活動する「山野草の里づくりの会」は、過疎が進むなかで荒れてしまった田畑や森林の風景を甦らそうと、有志によって2001年に結成されました。

17日は、NPO法人化されて20周年を記念したシンポジウムが開かれ、林を切り拓き、用水路や棚田の整備を行う一方、次の時代を担う人材の養成も図るなど、これまでの活動を振り返りました。

そのあと、森林生態学などが専門の大学の准教授が講演し、生物多様性の保全や、人と野生動物の関係性など、さまざまな課題と密接につながる里山の管理の重要性について述べました。

また、継続した取り組みへのヒントにも触れ、参加者は、活動を次の世代へつなぐことに思いを馳せました。

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