GT300に続きGT500も。暫定優勝のAstemo NSX-GTがスキッドブロック厚み違反で車検不合格、失格に

 9月17日、宮城県のスポーツランドSUGOで2023スーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』の決勝が行われたが、レース終了後、大会組織委員会は公式通知No.28を19時25分付けで発行し、決勝レース終了後の車検結果について発表した。すでに暫定結果で発表されているとおり、GT300クラスではトップチェッカーを受けたUPGARAGE NSX GT3が最低地上高違反で失格に。さらに、GT500クラスでは同じくトップチェッカーを受けたAstemo NSX-GTもスキッドブロック厚み違反で不合格となり、20時05分付けの正式結果で失格となった。

 19時25分付けで発行された公式通知No.28の内容は下記のとおり。

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「2023 SUPER GT Sporting Regulations」第20条 11.項に基づき、決勝レース終了後に実施された車両検査結果を、同条13.項により公表する。

車両検査指定車両
GT500 #17 #23 #39
GT300 #18 #52 #20

車両検査の結果、GTSOOクラス#17 およびGT300クラス#18を除き、合格した。

GT5OO #17は車両検査の結果、2023 SUPER GT5OO Technical Regulation 3.22.4A SKID BLOCK/SKID-PAD スキッドブロック厚み規定違反で不合格とした。

GT300 #18は車両検査の結果、2023 GTA ブルテンNo.050-T 菅生大会参加条件 最低地上高違反で不合格とした。

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 この裁定の結果、GT500クラスは19時35分付けでリザルトNo.14として暫定結果の改訂版が出され、Astemo NSX-GTは失格裁定に。2位の8号車ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)が優勝、3位のMOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が2位、4位のDENSO KOBELCO SARD GR SupraDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)が3位となった。その後、20時05分付けで正式結果が発表され、Astemo NSX-GTの失格が決定した。これにより、2023スーパーGT第6戦SUGOでは、GT300クラスとGT500クラスで優勝車への失格裁定が出されたかたちとなった。

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