
9月16日に開催されたプレミアリーグ第5節で、遠藤航が所属するリバプールは、ウォルバーハンプトンと敵地で対戦。開始7分でファン・ヒチャンに先制点を許すも、後半に3発を叩き込み、3-1で快勝を収めた。
決勝点を叩き込んだのは、出場停止のフィルジル・ファン・ダイクに代わり、キャプテンマークを巻いたアンドリュー・ロバートソンだ。
1-1で迎えた85分に相手GKジョゼ・サのパントキックをハーフウェイライン手前でカット。そのままするすると持ち上がり、右サイドのモハメド・サラーに預けた後、ペナルティエリア内に侵入すると、タイミング良くリターンパスを受け、左足で冷静に流し込んだ。
クラブ公式サイトによれば、2シーズン前の最終節以来、得点から遠ざかっていたスコットランド代表DFは「僕はあまりゴールを決めないから、得点はいつだって嬉しいよ」と口に。久々の感触を噛みしめるとともに、自身へのお膳立てを含め、2アシストをマークした絶対エースを称賛した。
「相手はコーナーからのカウンターアタックが速いと分かっていた。それにモウがいつでもパスを出せるとも分かっていたから、あそこに入っていこうと思ったんだ。幸運にもゴールに流し込めた。このゴールはとても嬉しい。前への姿勢が重要なのは明らかだ。
モウはゴールを決めた時しか評価されないだろうから、少し不公平かもしれないね。今日は2アシストしたし、試合を振り出しに戻してくれた」
【動画】インターセプトから前へ前へ前へ!ロバートソンの圧巻決勝弾
一方で、「前半は明らかに調子が悪かった」と反省も。「(代表戦で)世界中を旅している選手たちとか、色々言い訳はできるだろうけど、結局のところ、試合をする準備をしなければならないんだ。試合に入るまでに45分かかった」と振り返った。
「ウルブスのほうが良いチームだった。彼らは最高のチャンスを作り、プレッシャーをかけ、僕らは多くのミスを犯した。後半はフォーメーションを少し変え、4-4-2のような形にして機能した。おそらく後半のパフォーマンスから自分たちに相応しいものを得たと思う」
1-1で終わったチェルシーとの開幕戦以降、リバプールは4連勝を達成。ただ、そのうち3つが序盤に先制点を許しての逆転だけに、次は前半から自分たちのペースで戦いたいところだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部