【ローズS】岩田望「まだまだ余裕がありました」マスクトディーヴァが重賞初制覇

9月17日、阪神競馬場で行われた秋華賞トライアルG2・ローズステークスは、7番人気の伏兵マスクトディーヴァが快勝。鮮やかにライバルを差し切り、レコード決着のおまけがついた。

ローズステークス、勝利ジョッキーコメント
1着 マスクトディーヴァ
岩田望来騎手
「勝った時のイメージでリズム良く乗りました。4コーナーからふかしていって、ちょっと早いかなと思ったのですが、思った以上に馬の反応が良くて、最後も遊ぶようなところもあったので、まだまだ余裕がありました。今日は芝のレースでいい時計が出ていましたし、レコードには驚いたのですが、重賞クラスの馬たちで走ればこのくらいの時計が出るのかと思いました。これで一線級の馬とやりあえるので、どういった競馬が出来るか楽しみですし、まだまだ良くなる余地もあるので、本番を楽しみにしたいと思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

17日、阪神競馬場で行われた11R・ローズステークス(G2・3歳オープン・牝・芝1800m)は、岩田望来騎乗の7番人気、マスクトディーヴァ(牝3・栗東・辻野泰之)が快勝した。1.1/2馬身差の2着に1番人気のブレイディヴェーグ(牝3・美浦・宮田敬介)、3着に5番人気のマラキナイア(牝3・栗東・吉岡辰弥)が入った。勝ちタイムは1:43.0のレコードタイム(良)。

2番人気で坂井瑠星騎乗、ラヴェル(牝3・栗東・矢作芳人)は14着、3番人気で武豊騎乗、ソーダズリング(牝3・栗東・音無秀孝)は8着敗退。

鮮やかに抜け出す

2023ローズS・マスクトディーヴァ (C)masamasa

岩田望来騎乗の7番人気、マスクトディーヴァが重賞初制覇で秋華賞への優先出走権を獲得した。レースはハイペースで流れる展開となり中団後方で末脚を温存。じっくりと構えて直線勝負にかけると、馬場の三分どころから差し脚を伸ばした。直線では切れ味鋭く抜け出し強豪各馬を完封。秋華賞へ向けて名乗りを上げた。このレースの1〜3着馬には秋華賞(10月15日・京都)への優先出走権が与えられる。

マスクトディーヴァ 4戦3勝
(牝3・栗東・辻野泰之)
父:ルーラーシップ
母:マスクオフ
母父:ディープインパクト
馬主:社台レースホース
生産者:社台ファーム

【全着順】
1着 マスクトディーヴァ 岩田望来
2着 ブレイディヴェーグ C.ルメール
3着 マラキナイア 川田将雅
4着 アンリーロード 吉田隼人
5着 ココナッツブラウン 横山武史
6着 フォーチュンコード 秋山真一郎
7着 ラファドゥラ 木幡巧也
8着 ソーダズリング 武豊
9着 セーヌドゥレーヴ 松山弘平
10着 リサリサ 浜中俊
11着 レミージュ 和田竜二
12着 コンクシェル J.モレイラ
13着 アリスヴェリテ 藤岡康太
14着 ラヴェル 坂井瑠星
15着 ブライトジュエリー 鮫島克駿
16着 トリオンファルマン 池添謙一
17着 ユリーシャ 菱田裕二

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