サイバーポートからデータが流出

サイバーポートのコンピューターシステムがハッカーグループ Trigonaによって侵入され、400GB分の身分証と銀行の情報が盗まれ、200万ドル余りの身代金を要求されたことが分かった。9月13日付香港各紙によると、ハッカーサイトの最新情報では「漏洩」と表示され、関連コンテンツはすでにダークウェブ上で公開されたという。サイバーポートは影響を受ける可能性のある人々に直接連絡し、専門のセキュリティーコンサルタントによる無料の身分監視サービスを提供していると述べた。警察は関係機関の職員からコンピューターシステムがハッキングされた疑いがあるとの通報を受けたと発表。この事件は「犯罪的または不正な意図を持ったコンピュータへのアクセス」として扱われ、サイバーセキュリティ・テクノロジー犯罪調査科が対応しており、まだ逮捕者は出ていない。 流出したデータ目録によると、ハッカーグループが先に「ダークウェブ」にアップロードした従業員の写真、IDカードのコピー、銀行領収書、保険証書、婚姻証明書、契約書などの個人情報に加え、 サイバーポートの2013~14年、17~18年、22~23年の季刊出版物、22~23年の財務予算、リース契約、文書、監査文書などのほか、香港上海銀行(HSBC)、中華電力(CLP)、政府に関連する多数の文書が含まれている。

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