猪名川町議選、16人の顔ぶれ決まる 女性が過去最多の8人に 現職9人、元職1人、新人6人が当選

投票用紙を台に広げる職員ら=猪名川町紫合(撮影・村上貴浩)

 任期満了に伴う猪名川町議選(定数16)が17日、投開票され、新たな顔ぶれが決まった。現職10人、元職1人、新人11人の計22人が立候補し、現職9人、元職1人、新人6人が当選した。女性の当選者は過去最多の8人になった。投票率は51.09%で前回の52.79%を1.70ポイント下回った。(貝原加奈)

 今回の選挙戦では、「道の駅いながわ」(万善)の移転予定地として購入した町有地の利活用法が大きな争点の一つになった。少子高齢化や人口流出が進む中、移住促進や観光PRなどの地域活性化策、医療や交通の便の充実などが訴えられた。

 開票は同日午後9時から猪名川町社会福祉会館(紫合)であり、当選を決めた候補者は事務所で支援者らと喜びの声を上げた。当選者の党派別内訳は、立民1人▽維新2人▽公明2人▽国民1人で、無所属は10人だった。維新は現職1人と新人1人がいずれも当選し、改選前より議席を一つ増やした。女性の新人候補を擁立した共産は11票差で次点となり、議席を失った。

 当日有権者数は2万4619人(男性1万1625人、女性1万2994人)で前回より785人減った。

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